アメリカのもっともメジャーな工具といえば「スナップオン」だと思います。1920年に、ソケット部分とハンドルを分解して幅広いサイズのネジを回せるように工夫したものになります。アメリカから世界に広まっていたこともあり、世界の工具メーカーにとっても発見と驚きを与えるものでした。現在は100年以上の歴史を持っていますが、その人気は衰えることを知りません。使いやすく質の高さでも評価されており、場所を選ばずに活躍しています。
そもそもどうしてここまで人気になったのかというと、販売方法にも特徴があったようです。「デリバリーバン」と呼ばれるもので、バンに工具を積んでメンテナンスを行う現場に直接営業をかけていたそうです。現場を巡回する効率の良さもありますし、実際にどんなものか見られるのもスナップオンを広げた理由といえるのではないでしょうか。