大工道具といっても種類があります。なかでも「指金」と「カンナ」はよく聞く名前だと思います。指金は、ステンレスや鋼に対して使うものになり、金属製でメモリがついている特徴があります。使用する材木の長さや直角かどうかを測るときにも使います。直線を描くときにも使えますし、角度の計算、尺度など建物を建築するうえで欠かせない道具です。
カンナとは、木の表面を削って整える役割を持っています。簡単に見えるかもしれませんが、均一性を持たせるために高い技術を必要とします。表面を削り、肌目を美しく仕上げていきます。長方形の樫の木台に刃を仕込んで削っていきます。面を調えていくのが一般的ですが、角を丸く削る役割を持っているものもあります。カンナがけをスムーズに行うための裏金と呼ばれるものもあり、身幅を使って表します。