電動工具の種類にもよりますが、もともとはアメリカのスタンレーブラック&デッカーが1916年に工具のもとになる電気ドリルを開発したといわれています。日本で作られるようになったのは1920年代になり、主に大正時代から昭和初期になります。
当時は工業用としての役割をしていたのもあり、一般家庭向けには販売されていませんでした。1950年以降になり電動工具の数が増えたため、製品の認知度が高まり必要に応じて購入する一般家庭も増えてきました。
日本で電動工具を広めたのは、マキタ製造の「電気カンナ」になり、当時は革命的な開発だと言われていました。大工さんの高い技術を電気カンナが実現してくれるので、とにかくはやく、きれいに、簡単にできると評判になりました。
その後、ヒット商品となり、手動工具から電動工具の時代がやってきました。今でも現場の声を活かした工具製造が次々に行われています。