今では義務化されている誘導灯は、もともと1975年に日本照明器具工業会によって認定されたものになります。当時、ホテルや旅館などの観光施設やデパートにて火災が連続していたこともあり、安全に避難するためにも必要だと考えられました。実は、誘導灯については、以前にも東京や大阪、名古屋の消防局にて独自の認定を行ったものの、問題点が多く実用化されていないといわれていました。
当時は誘導灯の種類も少なく、小型(縦12㎝、幅36㎝)の器具のみだったそうです。建物の火災が起きたときに、いかに効率的に避難誘導ができているかが重要です。誘導灯の小ささも関係していたのでは?とも考えられ、改良を重ね、今に発展しています。